北区ふるさと農家体験館
こんにちは。社員のH.Iです。
北区ふるさと農家体験館を訪ねてきました。
こちらの体験館は、赤羽自然観察公園内にあります。
元は別の場所にあったものを、解体の際に文化財として保存することになり移設され、現在では北区の有形文化財に指定されているそうです。
手前の大きな主屋と、併設されたうまや、それから裏には倉屋もあります。
主屋では座敷や台所、奥の間に縁側などがあり、実際に家に上がって見学することができました。
納戸にはこうり(服を入れておく箱)や棚があったり、座敷に時計があったり、床の間に壺が飾ってあったり……至近距離で見ると没入感がありますね。
倉屋では茅葺屋根の工事方法や、土壁の工事方法復元のための手法が説明されており、たいへん勉強になりました。土壁の元となる材料を混ぜ合わせたのちに、数か月から1年寝かせると書いてあったのには驚きましたね。
写真は茅葺屋根に使われる茅です。茅とはイネ科の多年草植物の総称なんだとか。普段なら似たようなものとまとめて見過ごしてしまいますが、こうやって並べられると節や太さなどの違いがわかり面白いです。
こちらでは文化財に親しめるようにか、竹とんぼづくりなどの無料の公開体験講座が開かれているそうです。参加してみるのも楽しそうですね。